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使い捨ての工具

DSC_0036[1]私の愛用のノミ 一寸(左) 八分(右)

どちらも10年以上使っていると思いますが、いつから使ってるか覚えていない。

結構短くなってます(もう少しで柄の部分になりますが、まだまだ使えます)

 

こういった道具も

最近は滅多に研がなくなりました。

若い頃(丁稚の頃)は毎日のようにノミやカンナを研いだもので、スグに短くなっていましたが

今は一現場で一度研げば良い方ですが

 

カンナなんかは使わないから研ぐ事は殆ど有りません。

 

ノミやカンナなどの刃物を鋭利に研ぐには結構熟練が必要で

上の画像で銀色に光ってる部分を真っ直ぐ平面に研がないと本当の切れ味は出ません

DSC_0038[1]こうして2本のノミを合わせた時に

ピッタリと合わさらないとイケませんし、

2本のノミが一直線につながらないと角度が同じでは無いと言う事です。

これを素人が研ぐと前後に動かす時に手元がぶれるので、平面にならず

丸くなりますので、ピッタリ合わさらず隙間が出来ます。

 

ノコギリも最近はDSC_0032[1]替え刃式で使い捨て

 

以前はこういったノコギリも自分で目立てをしていましたが

最近は使い捨てですから、目立てなどしなくなりました。

 

勿論、昔ながらの使い捨てでは無いノコギリ(一丁数万円)も持ってはいますが

どうせ使わないのでハナから車に積んで無くて、倉庫で眠っています。

 

ノコギリの刃はチョ~小さくて小さなヤスリで1つずつ目立てしますが(勿論手で)

これに比べればチェ-ンソーの刃の目立てなど、目をつむっても出来ます

が、基本は同じ事で同じ角度で、同じ力(軽く)を掛けて正確に動かすことです。

 

ノコギリを使わなくなった理由はDSC_0028[1]こういった電動工具が

発達したお陰である程度(腕の良い職人にはかないませんが)手っ取り早く正確に切れるようになった事と

 

現場の材料が合板や集成材、MDF等の刃物を傷めやすい材料になった事や

既製品化して、現場で伐る必要も無く、即ネジで組み立てれば良いようになった事が主な要因

 

道具も使わないから手入れも必要無くなったという訳ですが・・

 

最近では、カンナでさえ替え刃式が出ていますし、替え刃式でさえ使う事が無く

中にはカンナを持ってないとか、持っていても上手く使えなかったり、手入れできない大工もいます。

 

何もかもが使い捨てだったり、組み立て式だったり

手間が掛からなくなって手っ取り早く

熟練を必要としなくなってますがね

 

はたしてそれが良かったのでしょうかね?

 

いずれ職人も使い捨てになる・・いや

既に使い捨てになってると思います。

 

もっと、職人にしか出来ない事、常人に出来ないワザを持たなければ

世の中から捨てられるのは当たり前だと思うのは

私が一昔前の旧式だからなのかね・・

 

旧式は研げばいつまでも使えるんですがねェ・・

あっ、面倒臭い?

新しいのがいくらでも売ってる?

替え刃式では及ばない切れ味があるんだけどなあ・・

しょうが無いなあ~去るか・・

 

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コメント

職人の良心

大工さんの心意気が伝わってくる記事です。
伝統の技って、一度途絶えると、もうやすやすと取り戻すことはできないのにね。
ものを大切に使う発想がなければ、人も使い捨てにすることに抵抗はなくなるでしょうね。
いやすでに、現在の日本にはないのかもしれません。おそらく使い捨てなのは、残念ながら職人だけではないのではないでしょうか?なんでも早く簡単に、我々も反省せねばならないことですね。
家でもなんでも、本物の適正な価値がわからない人も増えたんでしょう。
職人の良心が報われる日が、再びやってくることを切に願っております。

No title

おはようございます。

時代は変わりますね。

No title

建築材料がコモディ化しちゃってるんですね
コモディ化された安い製品とカスタマイズされた製品どちらも良いところがあるのですが

早い、安いが正義!なんてのが増えたからねぇ
マスゴミに感化されすぎですよ→日本人

チェンソーの刃は上歯を裏から上向きにヤスリを押し当てて研ぐための刃の固定が難しいです。

No title

よい職人さんは国の宝だと思ってます。
私はその腕と技と道具が大好きです。
主婦としてもよく砥いだ包丁があれば 細かいキッチン雑貨は
いらないと思ってます。(雑貨ごしゃごしゃ持ってますが・・)
職人さんファンクラブ会員です。。。(笑)

Re: 職人の良心

enayamaさん、お世話になってます。
一昨年、姫路城に家族旅行した時ですが
天守閣の大改修工事の真っ最中で改修工事を目の当たりにする機会があり
そこでガイドさんの話を無料で聴いたのですが(となりの観光客に混ざってただ乗りしました(笑))
その中で

「貴重な税金を使って古い建物を復元するのは無駄では無いか?鉄筋コンクリート製の城に建て替えれば良いじゃないか!」と言われる方もおられますが、古い建物を答辞の工法で改修するのは伝統の工法を今の職人に継承するという大事な責務を負っている。
そうでもしなければ、こういった工法はいずれ消えてしまう。

と、言ってました。
実際、大工・左官・瓦職人等、ありとあらゆる職人が日本中から集まり
昔ながらの工法で改修工事に携わっていました。
やがてこの工事が終われば再び地元に帰ってそう言った伝統技法を後世に伝えていくのでしょう。

コメント欄で書き切れませんが、いろいろと考えさせられました。

今の世の中、昔ながらの技法で手間暇掛けて家を建てる訳にはいきませんが
「職人」と言う言葉さえ無くなっていきそうで寂しいです。

Re: hossunnさん

hossunnさん、こんばんは。
>
> 時代は変わりますね。
 
いえ、もう変わっちゃいました。
英語で言えば「過去完了形」です。
我々職人も変わるべきなのか?それとも変わらざるべきか?
それが問題だ。

Re: No title

> 建築材料がコモディ化しちゃってるんですね
そうですね
個別の施主さんはそれぞれ拘って家作りをするんだけど
結局、完成してみるとどれも変わり栄えがしない。
住宅団地なんかみるとよく分かる、どれもこれも拘った割りに同じ家ばかり(笑)

子供の名前とよく似てる
他人より変わった名前を付けようと、拘って付けたつもりが
結局皆同じような名前で、「日菜子」なんて「子」の付く名前が結局誰も付けて無くて珍しかったりする(笑)

案外、団地に和風の家がポツリと建ってると個性があって目立ったりする。

ハウスメーカーの口車に乗って、石膏ボードとモルタルで固めた安普請を建てて
いっぱし「お施主様」気取ってるウチは鴨ネギも良いところですよ。

>
> チェンソーの刃は上歯を裏から上向きにヤスリを押し当てて研ぐための刃の固定が難しいです。

そうそう、上に引っ張る動作は人間は苦手かも知れませんネ。

Re: takumi-chacha さん

takumi-chacha さん、コメント有り難うございます、嬉しいです!
私も たま~~~~に 妻から再三再四の要請で包丁を研ぎますが
その時だけ、瞬間だけ、私が職人である事を感謝して貰えます(笑)
普段は私が大工だと言う事を知らないようです(^^;)

No title

民間企業では技術の継承よりも金儲けなんでしょうね。

海上自衛隊の潜水艦はMHIとKHIで交互に建造していますが、他国と比べて代替えサイクルが短くなっています
その理由が、潜水艦の建造技術を途切れないようにするためです。

それが出来るのも、営利を追求しないからできるのですが
民間で技術の継承が途切れるのは、文化度が低いからとも言えるでしょうね。

コモディティー化と証券化の弊害

姫路城の大修繕テレビで見ましたよー。昔の職人もすごかったんですね。重機や電動工具もないのにと感動しました。なかったから、あんなに丁寧で美しい仕事になったのかもしれませんが。
そもそも不動産は一点ものであるにもかかわらず、材料がコモディティー化されたことにより、ついには不動産まで証券化されて、じゅっぱひとからげで取引されるようになってしまった。そこそこ早くて安くて良い均質的なものが経済原理になじむため幅を利かせてしまった。
実際は、見かけ倒しで、そう質のよくもない家が多いようですが。10年もたつと、出来不出来が歴然だと思います。家も使い捨ての時代に近づいていますね。日本人は、家に手を入れて、まめに修繕したりしませんしね。
私は純和風家屋に住んでいますが、それでもすべて昔ながらの工法で作られているとはいいがたいです。
腕のいい職人は、私の尊敬の対象です。
日本のものづくりにひいては国力の衰退の一因に職人軽視があると思っています。なんか今の世の中、変わらないといけないことは、変えないし、変えたらダメなものは変わってしまいますよね。
難しいと思いますけど少なくとも、エコエコさんは変わっちゃ嫌だよ!上野さんじゃなくなっちゃう。

よく分かります

今回の記事はすごく賛同します!
私は旋盤職人でもありますが、現在はバイト(削り刃)はチップで交換になっていますが、昔は職人さんがグラインダーの曲面をうまく利用して研いでいたものです。
私はいまだに「バイト」を使っています。
「研ぎ」って、奥が深くて面白いんですよね!
基本的に仕事道具は、他にもドリルやハサミも自分で研いでいます。
エコエコさんの言われるように、合理化ばかりが進んでしまうと、本当に職人さんも使い捨てになりますよね‥。
でも、今の日本があるのは「技術」のおかげだと思うし、「合理化」で勝負しようとしたら、人件費の安い国に絶対に負けてしまいますよね!
技術は「財産」であり、後世に残して行かなければいけないものだと思います。

Re: yasさん

yasさん、毎度です。
現状の建築業界は技術の伝承では無く
技術の要らない建物になってきています。
つまり、職人の要らない住まい作りですね(涙)
まあ、今更取り返しが付かない状況ですが・・・

Re: コモディティー化と証券化の弊害

enayamaさん、いつもありがとうございます。
変わるのも難しいし、変わらぬのも難しい世の中ですねェ・・
かの進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの言葉に
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である」
と言うのがあります。
変化すると言う事と、迎合する事は違うと思いますが
その境界は曖昧で分かり難い。
時代に合わせて妥協し、迎合すれば生き延びる事は出来るかも知れない
だけど、時代に抗い厳しい環境を生き抜く強さや賢さを身に付ける事も大事では無いだろうか?
いや、おこがましいかも知れないけど
変わる時代に合わせるのでは無く、自ら時代を変える力こそがこれからの職人には必要だし
それこそが唯一生き延びる方法だと思うのですが・・

と、偉そうな事を言いますが
今更若くも無く、まだ幼い子供二人と妻を背負いながら生き延びるのは
並大抵では有りません(>_<)
あ~絶滅しそうです(笑) 

Re: よく分かります

みっちゃんさん、コメント有り難うございます。
人間って熟練すると信じられない精度が出せますよね、
自分で言うのはなんですが、刃物の研ぎは誰にも負ける気がしませんし
薄いカンナくず出させたら私の右には誰も出ませんよ(^_^)v

現状、建築業界は建物の値段は下がらないのに職方の手間賃は下がる一方です。
シェアーは大手が占めて街の小さな工務店は仕事が無く
職人は安くても仕事のある大手を頼るので、大手に足元をみられてます。

職人も「言うべき事は言う」のは大切ですし「技術の安売りはしない」というポリシーを持つべきですね
時には仕事を断る勇気も必要です。


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