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薪屋として薪の歩留まり率について考えてみたら・・・

歩留まり(ぶどまり)率とは、製品を生産するに当たって

投入した原材料の量から、実際に得られる製品の割合である。

薪を生産するに当たって、この歩留まり率というのは何かにつけて

分かってないと話にならないので、真面目に考えてみようと思います。


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先に言っておきたいのは

「歩留まり率」と言っても、原料は木材なのでその時に仕入れた原木の状態でかなり違ってきます。


例えば、枝や節の少ない部分で素性の良い木であれば、商品になる部分が殆どになりますが

そうで無ければ、大きな節などで上手く割れずに薪にならなく、除外する部分が多くなるのと

時には6割程度しか使えない場合もあります。


他にも、伐採した時期によって木に含まれる水分量が違いますから

同じ容積の薪でも夏と冬では重量が違ってきます。


あと、原木の状態で長期間割らずに置いておくと、腐りが入ったりカビたりして

除外しなければイケなくなるので、それもやはり歩留まりを悪くする原因になります。

特に、夏場は高温多湿で腐りも入り易いのですし、場合によってはカミキリムシの虫害もあるので

冬に比べると歩留まり率はかなり悪くなります。


他にも、乾燥中に水濡れ等により、カビが入ったり傷む場合もありますので

それも計算しなければイケません。


薪屋としての本当の歩留まりは、年間通して仕入れた原木の量に対して

どれだけの薪が取れたかというので計算しなければイケないのですが

取りあえず、仕入れたばかりの新しい原木を直ぐに割った場合の歩留まり計算をしてみます。


実際には、ウッドバッグ1袋 700㎏分の生薪を作るのに必要な原木の量を計算します。

20180104-130907-020180104-130855-0直径30数㎝~20㎝程度の物を合わせて5本

重量は20180104-130015-0約880㎏です。


と言うか、生薪700㎏(ウッドバッグ一袋分)作る為の原木の量というか

歩留まりは80%~85%って分かっていて880㎏前後必要だと言うことも分かっています。

見た目、節の入り具合等原木の状態で勘で増減しますがね。


それで、割って入れ終えたウッドバッグの画像は撮っていません。

というか、入れ終えたら暗くなっちゃってスマホじゃあ上手く撮れていませんでした。

20180104-181118-0分かり難いけど約740㎏

鉄製架台を20㎏程度引きますから出来上がりで720㎏です。

生薪 720㎏作る為に880㎏の原木が必要です。


と言う事で、原木から生薪までの歩留まり率

720÷880≒0.82 約82% です。


82%だとすると結構良い様に思いますが、ここからが肝心で

これが乾燥薪になると70%に重量は落ちるので504㎏になる予想です。

だとすると

504÷880≒0.57 最終的な歩留まり率約57%となってしまいます。

↑重量換算ですが、仕入れも販売も重量単価ですから。


今回は時期の良い秋頃の伐採で水分が比較的少なく状態の良い原木を

直ぐに割って計算した歩留まり率ですから

実際にはこれ以上良くなることはありません。


恐らく、夏場の仕入れを含んで計算すると歩留まり率は

50%近くにまで落ちる可能性があります。

年間で平均すると5割強程度の見込みですから、ビジネス的には決して良くはない数字です。


以下の話しをするとかなりネガティブな話になってしまいますが

ウッドバッグ一袋500㎏→税別¥27,500です。

現状で一人が一日にウッドバッグ1.5袋、良く頑張って2袋が作れる薪の量です。

原木の仕入れ値はここでは言えませんが

それを含めて機械類の消耗代や燃料等、諸々差し引くと儲けは殆ど有りません。

配達を含めて考えると、赤字になってしまいます。


まあ、好きでやってると言えばそうなんですけど・・・

好きで続けられるのも今の内ではありますから

ちゃんと利益が出せる様にしないと、今後続けられなくなりそうです。


そもそも、薪屋はどうにかすれば利益が出せる商売なのか?

ここらで色々考え直さなければイケない時期に来てると思ったりします。


薪の販売しています。

ナラ乾燥 ウッドバッグ 1袋(500㎏) 

500㎏×¥55/㎏=¥27,500+税 =¥29,700(税込)

配達費用は別途御見積もり(¥4,000~¥6,000)範囲は概ね片道1時間以内まで

本年、500㎏から配達可能です(500㎏未満は配達出来ません)

今年はカミキリムシの幼虫食害で、幹と樹皮の間から粉が出るものが多いです。

薪としては火力等全く問題ありませんので

室内に取り込む時に良く振るって取り込むか、そっと運んで下さい。

「薪は自然の物なので当たり前だよ、気にしない!気にしない!」

って人は御注文お待ち致しております。

※地域最安値で販売しておりますので選別出来ません。気になる方は注文しないで下さい。

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度々スミマセン(^_^;)

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おはようございます
薪の歩留まりを目方でするのはややこしそうですね
製品だけ乾燥重量ですし製品にならないものも廃棄ではなく自宅で使えますしいくらで仕入れていくらで売ったかと人工代、薪割り等の機材は減価償却終わってそうですね
本音と建前はあるでしょうが消費者側の僕個人の主観としてはかなり違和感があります。

管理人のみ閲覧できます

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Re: ちゃ太郎さん

ちゃ太郎さん、コメントありがとうございます。
コメントの内容、本ブログに肯定的なのか否定的なのか分かり難いのですが
補足すると
生薪の状態から乾燥薪になる過程で歩留まりと言う言葉を使うと若干違和感があるかも知れませんが
ウチは原木の仕入れを重量トンなんぼで仕入れて、売る時も1㎏ナンボで売っています。
したがって、1トン仕入れて何㎏の薪が作れるか?(商品になるか?)と言う話をしてるので
「1トン仕入れても売る時は1トン全部お金になりませんよ、600㎏に満たないです」ってだけの話です。

減価償却は税制上大事ですが、償却期間が終わると言うことは控除も無くなると言うことで
私にとっては不利益なだけですし、償却期間が終わることと、購入額の元が取れたり
ローンなどの負債が終わることとは違います。
実際、軽ダンプやフォークリフト、薪割り機、薪倉庫、その他諸々の投資はかなりの金額ですから
この仕事で元が取れる事はこの先無いと思いますし、現状では建築部門の利益から持ち出しています。

それと、事業者としては製品にならない薪は帳簿上、損益として計上するので、自宅で使うのは税制上マズい行為です。
産廃として廃棄するか、仕入れから除外して申告するか、製品として自ら自社買いする等の帳簿上の手続きが必要で
その場合(廃棄せずに自家消費する場合)税金が掛かります。

本音と建て前と言えば
建て前上は「好きでやってるから儲からなくても良い」って言いますが
現状では時間的にも労力でも、経済的にも建築業の足を引っ張っている状態なので
続けるべきか?切り捨てるべきか?
内心は「止めた方が良いのでは?」というのが本音です。

本職なら好きでも嫌いでもやらないといけないでしょうけど本職は大工さんですもんね
ずっとブログ読んでますが研究熱心で仕事好きなんやなって思てましたけど最近はそうでもなさそうやなって感じですね!
それと否定も肯定もしてないですけど歩留まりの話はブログテーマにすると突っ込みどころが満載な感じがしただけです
僕も職人なもんで

No title

歩留まりですが、うちのブログでもいつも書いてますが、だいたい、生産時に7掛け、乾燥で7掛け、都合半分、と思っています。
生産時の7掛けについてですが、いわゆるコロだとか、木っ端だとか、あるいは、菌が入ったり軽くなったものだとか、正価で売れないものがかなりできますよね。
計量まではしていませんが、感ではだいたい7掛けくらいで大きくズレてはないと思います。
今は輸送コストも賄えないので、引取で販売しているのですが、それらを販売すると、正価で売る商品自体の需要を食う、というリスクもあります。
特に引き取りに来てくれるような良いお客さんが、買ってほしい商品を買ってくれなくなるのはリスクですが、正価の商品は絶対買わない、という層もあるかと思うので、そういう層が顧客となってくださって、有効に活用していただけるのであればと思う気持ちが半分、販売せずに今後導入する乾燥機の燃料として処分した方がいいのではないか、というのが半分です。
いずれにせよ、歩留まりの問題もそうなのですが、商品構成の問題もあるかと思います。
今後、ストーブが高性能化し、住宅の高気密高断熱により、より短い薪が少量しか消費されなくなると思うのです。
そうなると問題になるのが、薪を作る手間の増大と、配達する量が減るので、配達単価の増大です。
色々難しい問題が山積みですが、うちは当面頑張っていこうと思っています。

Re: ちゃ太郎さん

ちゃ太郎さん、続いてお世話になります。
最初は「副業だから儲からなくても良い」って気軽な気持ちで始めましたが
やっていく内に顧客も増えてくるし、様々な責任も生じてきますから
「気軽な気持ち」では済まなくなります。
やるなら儲ける、儲からなければ止める、と言うのも必要だと思います。

同じ職人と言うことで言うのですが
職人って、つい儲けは考えずに「好きか?嫌いか?」「面白いか?面白くないか?」で
儲からない仕事でもやってしまいがちで、お金は後回しの面が有ると思います。
私はそうです。
でも、商売ではそれでは済まない、必ず儲けなければイケないし、儲からないことはするべきでは無い
それではやる意味が無いと、最近気が付いたのです。

今でもこの仕事は好きですし、アレコレ試行錯誤していますよ。
だからこそ、いろいろ悩んでいますし、止められずにいるのですよ。

Re: shige02さん

shige02さん、お世話になっております。
同業者って多く無いので、shige02さんからの意見はとても心強いです。
歩留まりに関しては今回の記事では8割ですが、夏場だと7割を切る状態で
年平均はshige02さんのおっしゃる通り7割、トータル5割だと私も思います。

特に、大量に仕入れれば仕入れるほど、処理に時間が掛かって傷むので
歩留まりを悪くしますから、入荷時期と量は結構大事だと感じています。

出来れば、秋を過ぎて伐採した物を4月までに割るのが木も少しは軽くて良いと思っています。

それを過ぎると、虫が入りますし腐り易くなりますし
夏は暑くて作業も捗りませんから、余計に原木放置期間が長くなるので傷みます。
出来れば春以降は入荷せずに乾燥管理に専念する方が良い気がします。
現状、歩留まりを上げるのは、せいぜいその位しか手が無いです。

コロ薪ですが
コロ薪を作る事自体、難物で割り難く、保管も薪棚が使えない等で
普通の薪よりも生産コストが上がってしまいます。
なのに、売る時は普通の薪よりも安いので、ウチでは今のところ販売していません。
大概、放置してる間に腐って、自家消費も出来なくなるので、竹藪の肥やしか
ドラム缶で暖を取る時に燃やしています。
少量の割らずに済む、そのまま使える様な物だけウッドバッグで乾燥させて自家消費していますが
税務署がうるさいので、帳簿上の手続きは踏む様にしています。

コロにせずに切りっぱなしの(勿論、生)ままで安くして売れば良いかもですが
果たして買い手があるかどうか?値段によりけりでしょうが・・。

原木の価格が上がってきていますね
ウチは原木の仕入れ値が同業者の中でも安い方だと思いますが
それでもこれ以上上がると商売成り立たなくなります。
と言うか、既に成り立ってない気がしますが・・(^_^;)

shige02さんはウチよりも原木が高いのに、薪の販売価格は安いので
「大変だろうなぁ・・」っていつも感じます(大きなお世話でスミマセン)

近頃、兼業でこの商売をすることに限界を感じつつあります。
事業としては、何もかも自分でやってる今の状況は無理があって
誰か人を雇って、部門を分けて、事業として採算が取れる様にしなければイケないと思うのですが
他にも、虫害や乾燥ムラ等の品質向上に関しても問題山積ですし

そもそも、そうしてでもやっていく価値のある事業なのか?儲かる事業なのか?
現状の価格や市場規模等考えると、甚だ疑問ですし
薪ストーブの設置件数も今後増えれば良いですが
一時的な流行の可能性も無きにしも非ずですから、今後、事業を拡大させるのか?
むしろ、薪生産は打ち切るのか?最近悩んでいます。

新年早々、愚痴で返信してスミマセンね、同業者として聞いてやって下さい。








はじめまして。
山形で大工をしながら薪屋をやっている者です。
最近このブログを見つけて色々勉強させてもらってます。
私は薪屋を副業で始めるにあたって
1「薪屋は儲かるのか」
2「将来、エネルギー市場へ食い込めるか」
3「現在の市場規模」
この3つを調査しイケると判断しました。
※個人的な調査なので調査と言うレベルかわかりませんが、、、

1は、ウチの地域の市場価格は1立米あたり16000円(税込)で販売しているので
正直、原木購入➡薪生産では完全に赤字の試算でした。
この部分で引っかかり1歩を踏み出せずにいましたが、知り合いの農大教授より県や国の河川や森林保全の公募事業をしてみないかすすめられ、そこで伐採した支障木を原木として薪の生産をはじめました。
河川の支障木伐採事業も森林保全も決められた範囲を伐採すると補助金がでます。
ウチはこのやり方で補助金+原木が手に入るので薪屋を本格的にはじめました。
申請はめんどうですが保全オススメですよ

Re: Three star works さん

Three star works さん、コメント有り難う御座います。
同じ大工という事で仲良くしてやって下さい。

薪屋という商売はあまり一般的な仕事では無いので
同業者同士の情報交換がとても大切です。
また、同業者同士の連携も必要です。

補助金ですが
私も何度か補助金を頂いて商売の助けにしています。
商工会等の組織に入会すると補助金や低利融資の情報が入りやすいし
サポートもしてくれて便利ですよ。
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建築の上野薪生産販売所「薪無人販売所」
岩倉ファームパーク奥の駐車場を抜けて500m川下側です。
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 昼間連絡先 090-3632-7344

  de8iku@gmail.com

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