今時分の煙突はドラフトしにくいので注意してね。
この時期のドラフトは
外気温が下がってないので弱くて、室内に煙が逆流する事がよくあります。
かく言う私も先日、初炊きをした折りに油断しておりまして
煙逆流地獄に陥って、換気扇全開でした。
煙突のドラフトと言うのはモノが燃えると空気が暖められて
膨張するので周囲の空気よりも軽くなって上昇する減少を利用しているのですが
周りとの空気と、燃焼して熱せいられた空気との密度の差なので
周りの空気の温度が低ければ低いほど・・また、燃焼空気の温度が高ければ高いほど・・
つまり、周りの気温と燃焼空気の温度差が大きいほどドラフトする力は大きくなるのです。
私がプロとして
夏場の煙突設置工事で設置完了後に試運転する場合に
ドラフトしにくくって、恥かきそうになるってよくある事です(構えて焚き付けるので大丈夫ですが)
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コチラは少し仕組みが違いますが、意味は同じ様なものでして・・
クリサポにも参加しちゃいました。
あれこれ貼り付けてスミマセン、気が向いたらで良いのでお願いしますm(_ _)m
ともかく
夏頃にストーブを設置したユーザーが、初めて使用開始するこの時期は
こういったトラブルが多くて、
中には「ウチの煙突はドラフトが悪い」とか
「室内がシングルだけらドラフトが悪い!」って勘違いして
わざわざ二重煙突に取り替える方までおられます。
↑とあるブログで一部始終が記事になってて、私もコメント欄でアドバイスしたのですが
聞き入れて貰えなくって、結局かなりの費用を掛けて二重煙突に取り替えてしまいました。
その後「取り替えたら良くなった」って、書いてありましたが
その頃には寒くなったからドラフトする様になっただけだと思います。
ショップ側もそう言った事を説明したのかしないのか知りませんが、顧客に余計な金を使わすなあ・・って思いました。
ちょっと、話が逸れましたが。
あまり温度が下がってない時の焚き付けは新聞紙など燃えやすくて煙が出にくいモノを多めに入れて(あまり堅く丸めない)一気に燃やしてしまうのがコツです。
場合によっては鋸クソなどに灯油を染みこませたモノを着火剤に使うのも有効です。
ストーブ側の空気の取り入れ方も若干コツがあります。
通常は扉や空気取り入れ口はどれも全開にしますが
こういった場合に限っては
空気取り入れ口は一時燃焼空気(下の丸い二つ)のみ開いてエアーウォッシュ(上の丸い二つ)は閉じます
薪や焚き付け、新聞紙などをセットし終わったら正面扉は閉じて灰取り口の扉を開いておきます。
二次燃焼装置(底部のツマミ)は全開
着火はサイドローディング扉から新聞紙に着火して扉を閉じます。
つまり、ドラフトが弱い時には上側のエアーウォッシュを開いておくと煙が上側に貯まってココから煙が出てしますので
ドラフトが始まるまでは閉じて置いて、下側は煙が下りてきにくいので下側のみ開いておくと言う事です。
一旦燃え始めれば、途端にドラフトし始めるので
少々ラフに扱っても煙が逆流する事はありませんので
ドラフトが始まった事を確認したら、各空気取り入れ口は適時開いて
場合によっては扉も半開きにするなどして、更に薪に燃え広がらせていきます。
勿論、換気扇等は燃焼が安定するまで使用しては駄目です。
場合によっては、窓も少し開けておきます。
てな具合で、薪ストーブってアナログな道具ですから
気温の高低だけでも結構使い勝手が変わるモノでして、そこが面白くもアリ奥の深いところです。
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